コロナ
もう、コロナというおそろしい病気の名前を耳にしてから1年以上がたつ。
昨年の秋には、、、、冬には、、、、、もう終わる、もう終わると期待してきた。
優秀な日本の研究者たちがきっと素晴らしいワクチンをうみだすだろうと期待してきた。
とにかく日本人は優秀であるとなぜだか私は信じている。
国内でワクチンが世界のどこよりも早く生み出されると信じていた。
が、終わるどころかやっかいなウイルスはどんどん形を変えて脅威をふるい、他国からの取り寄せになったワクチンの接種も先進国のどこの国より遅れている。。。。。情けない状況になってしまった。。。。
優秀どころではなくなってしまった。
毎日、感染者数の発表は続いているが私は感染者の数よりもお亡くなりになられた方の人数の方に目がいってしまう。
胸が痛む。たとえ1名であっても。
突然ふってわいてきた、得体の知れないような病気におかされて家族とも会えず、最期を迎え孤独に埋葬されるこんな寂しい別れがあるだろうか。
こんな辛さがあるだろうか。
私は絶対に家族とこんな寂しい別れはしたくない。
人としての威厳を、心をも、たやすく奪ってしまうこのウイルスが憎くて仕方がない。。
先日、私の手元にもワクチン接種の票が届いたが、もっと早く届いてたら亡くならずに済んだ方がどれだけいただろうか、、、と思うと手ばなしで喜ぶ気持ちにもなれない。
まして最後まで会えずに見送ったであろう多数のご遺族の方々の気持ちを思うと
オリンピックという祭典、いわばお祭りをこの時期に催す日本の姿に
一番大切な「心」の喪失を感じてならない。
KOGUMA代表 松本昭子