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2020年8月

2020年8月12日 (水)

きいちゃんのこと

 先月のヘルパー会議で、Iヘルパーさんが「4分の1の奇跡」という本を紹介して下さいました。

「4分の1の奇跡」、何かで聞いたことがあったので石川さんの説明を聞きすぐにネットを見たらユーチューブで映画の予告編がありました。予告編を見ていたら見終わらないうちに涙が溢れてきました。

山元加津子さんという支援学校の先生をしてた方の著書ですが予告編で自ら話されている姿は先生らしからぬ謙虚さと純粋さでキラキラしていました。

翌日、本が届きまた驚いたことがありました。

 

「きいちゃんのこと」というテーマで書かれてた部分です。

きいちゃんはお姉さんの結婚式に出れるのを楽しみにしていたのに、ある日お母さんにきいちゃんは結婚式には出ないでと言われ学校で泣いてたというお話です。きいちゃんは先生に泣いてる理由を聞かれ「お母さんは私のことがが恥ずかしいと思ってるのよ。お姉ちゃんばかりが可愛いんだわ」といいながら泣いてる様子が書かれています。

先生はかける言葉が見つからず「じゃあお姉さんに結婚式のプレゼントを考えよう。浴衣なんかどうかな?」と提案しきいちゃんは納得して教わりながら浴衣を縫いあげます。思わぬプレゼントにお母さんも感動して結婚式に呼ばれたというお話です。

 

私が作業所を立ち上げた時、まったく同じことがありました。いとこの結婚式に〇ちゃんは行けるものと思いとてもはしゃいでました。でも結果、家族の中で自分だけ連れて行ってもらえないと分かった時はとてもしょげてしまい私は胸が痛くなりました。たまたま息子が結婚することになり私は〇ちゃんのあの日の気持ちを思い出し〇ちゃんを招待、いや、〇ちゃんだけででなく作業所の利用者さん全員と職員さんに声をかけ舞子ビラで結婚式をあげました。皆きれいな服を着て男の子はスーツを着て本当に素敵でした。その日の〇ちゃんの笑顔は今でも忘れられません。そして「私も結婚したい」と言って私を笑わせました。

「こいち」でその日二次会をしたときは職員の方々が金紙を貼って金の屏風を作ってきれいに飾ってくださいました。歌を歌いながら泣き出す利用者さんもいて感動の一日でした。

男の子が歌ってくれたのが「乾杯」

女の子が歌ってくれたのが「バタフライ」でした。

今でもその歌を聴くとあの日のみんなを思い出します。

「きいちゃんのこと」を読んで思い出しもう〇ちゃんも結婚していい年だなあと思っています。

 

「4分の1の奇跡」の本はいつでもKOGUMAで貸し出します。

                              KOGUMA代表 松本昭子

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