こだまでしょうか
先月、つぶやきに書いた詩人金子みすゞの詩が、今回の保育士の国家試験で出たようで、受験された職員の方から報告がありました。
又運動会の時に、金子みすゞと同じ郷里の保護者の方が、「仙崎の出身なんですよ」と声をかけて頂き金子みすゞ繋がりができて、とてもうれしい思いでした。
国家試験ではこれも有名な詩、「こだまでしょうか」が出たようです。
こだまでしょうか 金子みすゞ
「あすぼう」って いうと
「あすぼう」って いう。
「ばか」って いうと
「ばか」って いう。
「もう あすばない」って いうと
「あすばない」って いう。
そうして、あとで
さみしくなって、
「ごめんね」って いうと
「ごめんね」って いう。
こだまでしょうか。
いいえ、だれでも。
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バタバタと多忙な毎日、金子みすゞの詩を読むと、ふっとこの日常が吹き飛ぶ想いでホッと腰を下ろす自分がいます。故郷で遊んでいる小さい頃の自分や、情景が浮かんできて優しい気持ちになれる瞬間があります。ふるさとのふところに入ったような気持ちです。
末尾の「こだまでしょうか」 「いいえ、だれでも」にこの詩のすべてがこめられているように思います。今月から毎月、金子みすゞの詩を園児に読んであげようと思います。
これからの子供たちにパソコンやゲームより大事なものがあることを教えたいです。