« 感謝の気持 | トップページ | ぽかぽかの日 »

2014年3月19日 (水)

つぶらな瞳

 昨年、主人の仕事でローマに行った時のことです。

ローマはスリが多いということでバッグは肌身離さず、、、と皆にアドバイスされて行ったのですが、到着初日、スリに遭遇。。。しました。

地下鉄で主人の後ろに並んでいたのですが、まだ中学生と小学生の3人の女の子が私と主人の間にビッタリと入ってきて何やら目配せをするので変だな??と思っていたら電車が入ってくるなり主人のポケットに手を入れました。

私がさっと主人の背中を押し、主人もすぐに気がつき、しかもポケットにはタバコしか入っていなかったので難は逃れたのですが、あまりにも可愛い顔をした幼い3人の顔が頭にこびりついて「どうして。。。どうして。。。」と疑問が旋回しました。

聞くところによると難民の子等はこうして大人に命じられ日中、スリをしてて何がしかの成果を得て帰らないとすごく叱られるとか、、、、、。聞いて胸が縮む思いでした。

観光地の至るところでも幼げな子らがまるで獲物を物色するかのごとく、見つめる目を見るとこの実態を大人は、、国は、、周知していて放置している。。。。不思議さに納得がいきませんでした。

しかもローマはローマ法王が存在するキリスト教のメッカのようなところで街そのものに宗教色が強く、いたるところに警鐘の塔があり、歴史ある神聖な荘厳さには目をみはるものがあります。

その一方、難民とはいえ、、他国の子等とはいえ、、現実こんなかわいい子等が生きていくために平気で罪を犯すことを教えられ教育もなにも受けれず放置されている。。。大きなギャップを感じました。

耳にはしていても現実を真のあたりに見たショックは大きく、この子達に倫理というものを身近人達で教えて救うことはできないのか、ただ一人逡巡しながら帰路に着きました。

美しい歴史のまちローマの光景が、あのつぶらな瞳の可愛い子らの顔に消されて今も忘れられないまま、何かを問う毎日です。

                                             松本昭子

« 感謝の気持 | トップページ | ぽかぽかの日 »