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2011年10月25日 (火)

天国へ行ったみー子

 我が家のみー子が10月1日に天国へ行ってしまいました。大阪の田んぼに捨てられて泣いていたみー子を長女が拾ってきて10年間、我が家で過ごし、私が私用で旅立つ日の朝に拾ってくれた長女の家で亡くなりました。 

 最後はやはり自分を拾って助けてくれた長女に会いたかったのでしょうか?私が旅たつのが分かったのでしょうか?

 癌になり余命3ヶ月と言われながら5ヶ月頑張りました。「みー子」と呼ぶと、どんなに衰弱してても必ず「みゃー」と返事をしてくれ、その返事が聞きたいばかりに何回も何回も「みー子」と呼び続けたりした私です。その返事もいつの間にか、短く「みゃ」となり、最後は返事もできなくなりました。亡くなる10日前にもう跳躍力もなくなって、低いテーブルにさえ上がれなかったみー子がソファに座っていた私の横に爪だけをたててよじ登り、やっとの思いで私の横に座り、じーっと私の顔を見るのです。感動で涙が出ました。そしてあのまなざしは何だったんだろう・・・・・・と今もあの時のみー子の目が私の脳裏をよぎり涙が出ます。

 おりしも主人の仕事の関係でアメリカのキーウェストに行き、ヘミングウェイの家に行ったのですが、そこには目を疑わんばかりの十数匹の猫が観光客をよそ目にゆったりと広い庭にごろごろしていて、思わずみー子が導いたのかと思ったほどです。ここの猫は指が6本あり、つま先立ちで歩くのです。代々の猫の墓には名前、生存年月日がそれぞれに書かれ、あの文豪ヘミングウェイがここまで猫を愛したか・・・と驚きながらたくさんの猫の頭をなでました。

 みー子も人間を認識し、愛情に対しては敏感に反応し、答えをくれました。きっとヘミングウェイもこのいとしさを代々この家に残そうとしたのでしょう。長い海沿いの道を走りながら、広い庭はないけれどみー子へのいとしい気持ちを私も形にしたいと思い帰路に着きました。

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