アラバマ物語
「アラバマ物語」・・・1962年にアメリカで公開された映画です。
ハーバー、リーという人が自分の子供時代{1930年代}の出来事を書いてベストセラーになり、アメリカでは聖書の次に読まれているとも言われた作品です。
・・・という私も実は今まで何も知りませんでした。アラバマ州に行ったので見てみようかな・・と思いDVDを借りてきて先日見たばかりです。
アメリカ南部に息ずく黒人差別がテーマですが、無実の罪を救おうとする弁護士とその子供達が人間としてやってはいけないことを語りかけていた作品でした。
涙を流しながら無実を訴える黒人のトム
正しいことを淡々と法廷で叫ぶ弁護士アッテイカス
最後に子供を守る閉じこもりの青年ブー
全体を通して主軸になっている子供達
とても印象的で考えさせられました。
白黒の画面が素朴な昔のアメリカの田舎町を描き出していて心を和ませましたが、もう今の時代は本当にこういう差別はなくなったのでしょうか・・・疑問です。
心に残った二つの言葉
『世の中には楽しくない仕事をもつ人も必要よ』
『人を理解するためにはその人の靴をはけ』
私はアメリカでポーシャという黒人の女の子と友達なりました。日本の大学にも留学してたようですが、又大学院に行くといって働きながら勉強をしていました。とても頭がよくて優しいおっとりとした娘さんです。
日本人はジロジロ見るから嫌だったそうです。
日本は島国なので少しでも違う人がいると確かにジロジロと露骨に見ているような気がします。きっと見られている方はそこから差別を感じてしまうのかもしれません。
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