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2008年10月27日 (月)

緒方拳の訃報

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昨日、俳優、緒方拳の訃報がテレビから流れ驚きました。

壇一雄の小説「火宅の人」の主人公を演じた場面、場面がスライドのように浮かんできました。

小説を先に読んでいたので、後で映画を見た場合イメージが違ってがっかりするんではないかと心配でしたが、破滅型作家、壇一雄の中に潜む奔放さと寡黙な両面をあの鋭い目と一文字の唇がイメージを変えることなく演じきっていて私はとても満足したのを昨日のように思い出します。

  

最後のインタビューで

「年を重ねていくと、だんだん力が無くなっていきます。力が無くなっていく分、想いが強くなっていきます。力がない分を想いでカバーします、、、、」云々をおっしゃっていた言葉が強く心に残り忘れられません。

何かを一筋にかけてきた人の言葉だなあ、、と思いました。

 

確かに私も年を得るごとに、体力的に力がなくなっていくのを、感じながら想いだけははせることなく現実と遠い所ではためいているのを感じます。

 

最後まで病の身でありながら、自分の夢を舞台でまっとうした宇野重吉、緒方拳、、、、

  

  

二人とも優しく、鋭く、そして妥協しない一途さ、ほんものさが好きでした。

生涯の仕事とは、ビジネスでもなく、ワークでもなく打ち込める何かでありたいと願います。

  

  

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