2019年8月 8日 (木)

待ってるからね

暑い毎日です。

先日、こぐまプリスクール明石園のW先生のお見送りの声が聞こえてきました。

「また明日ね、明日待ってますよ。待ってるからね、バイバーイ」

はっとしました。「また明日ね、バイバイ」はよく聞きますが「明日待ってますよ」というのは初めて聞いた気がしました。

 

「待ってます」という言葉には、子供自身も自分の存在を大きく認めてもらったような、、、、、

明日への嬉しい期待が、、、、喜びがわくのではないかな、、、、と、とても嬉しくなりました。

お母さまの弾んだ声も聞こえてきてW先生のあったかーいひと声にほっとしたオアシスを感じた夕暮れでした。

2019年7月11日 (木)

生まれてきてよかったんだよ

今朝、テレビを見ていたら、養護施設を出た二十歳の娘さんたちに無償で成人式の着物を着せてあげ、髪を結ってあげ写真を撮ってあげている人をテーマに放映していました。

そういえば、当たり前のように成人式には美しい晴れ着姿の娘さんたちを目にしていましたが、訳あって晴れ着の着れない人たちもいることには全然気がついていませんでした。

テレビには母親の再婚相手に虐待を受け養護施設に入っていたお嬢さんがきれいな着物を着せてもらい可愛い笑顔で喜びをいっぱい表している姿がありました。

着せていたその人も養護施設の出身者で二十歳の時、どなたかに無償で着せてもらったことがあり、その時の喜びをまたどなたかに伝えていこうとされている。。。。その思いが彼女の笑顔から溢れきっていました。

 

「生まれてきてよかったんだよ」というメッセージを与えていきたいという彼女の言葉には自分の経験からくる重みがあり、あたたかさが強く響きました。

朝からうるっときてしまい、素敵な人だなあ、、、と感動して今朝のコーヒーはとても美味しかったです。

 

頻繁に子供へのおそろしいような虐待事件の報道が流れる昨今、

今日のテレビの人のように誰かが「生まれてきてよかったんだよ」というメッセージを傷んだ子供たちの胸に刻み込んでいかねばならない。。。。と痛感しました。

                                                

 

 

2019年6月18日 (火)

心の相続

 先日、五木寛之の本を読んでいたら相続とはお金を残すことばかりではないと

記されていました。

五木寛之は九州筑後の生まれで両親ともに筑後の人なのでコテコテの九州弁を

相続した。

又父親が本をすごく大切にする人で本をまたいだだけでも足を平手うちされて

しかられたのでいまでも本をまたぐことができない。これも父親からの相続で

あると書いてあります。

読んでいて果たして私もこれだけは守ってほしいたぐいのことを3人の子供たち

にうえつけることができただろうか・・・福祉の仕事は残せたけれど何か他に

心の相続ができただろうか・・・と考えてしまいました。

でも親である自分にはわからないものかもしれません。

 

そして私は自分の両親からの心の相続はなんだったろう・・・と振り返りました。

 

思えば両親ともに最後まで日記を書き、母の日記はたまにページいっぱいに詠んだ

句が書いてありました。そういえば意識もなく私も日記を記すことにより一日の

はじまり、終わりに安堵を感じています。

日記に限らず綴ることは両親からの大きな相続であったかもしれません。

 

又、姉が小学一年生の時、参観日に行った母が姉の隣の席の子がお弁当におかず

がなくご飯に醤油をかけただけだったので翌日隣の席の子に母がおかずの一杯

入ったお弁当を作って持って行ったという話は他の人から聞いたことがあり

ます。終戦間もないときだったので時代がそうさせたのかもしれませんがほって

おけない衝動は私の中にも内在していて福祉の仕事につながっていったのかも

しれません。

母からの大きな心の相続が今の仕事の原点を作ってくれたような気がして嬉しく

思いました。

 

もう自分の子供は大きくなってしまったけど孫には何か心の相続ができるかも

しれない・・・

まだまだ間に合う・・・・そんな気持ちで本を閉じました。

                       KOGUMA代表 松本昭子

2019年5月 9日 (木)

ガイドヘルパー

4月に久しぶりにガイドヘルパー講座を開きました。

15名の方々にいろんなことを講習していく中でたった2日間ではありますが、だんだん講師の方々と受講生の方々が一体になっていくのがわかります。

同じ志をもつ者として横のつながり、縦のつながりが2日間の間に色こくなっていき、笑顔がうまれてきます。

お互いに人となりがわかるので、単にヘルパーさんを情報誌で募集するときと違ったいい出会いがたくさんあり、楽しい二日間でした。

 

受講生か方からのレポートで現在のガイドヘルパーの仕事があまりにも御利用できる方々への周知がなされておらず、も少し何らかの方法でこの制度を知らせる方法はないものだろうか、、、という言葉がありました。

 

ある、軽度の障害をお持ちの方が親子喧嘩をしてマンションから飛び降りてしまったという話も書いてありました。ガイドヘルパーという第三者の方とお話したり、戸外を楽しんだりできる時間があれば悩みも話せただろうに、、と読みながら悔やまれました。

そういえば以前は御利用者さん、または保護者の方からの直接の申し込みが多かったのですが、現在は支援相談所の相談員からの依頼がほとんどです。

御利用者さんも相談員の方から聞いて初めてこの制度を知るという経緯のようで、受講生の方からの御意見にハッといたしました。

 

利用者さんがガイドをとても楽しみにしておられます、、、と時折作業所のスタッフの方から聞くととてもうれしいものです。

御自宅、あるいはグループホームから作業所への往復だけの毎日に少しでも他の経験を通し、楽しみや喜びを見つけてあげれたら、、、と思います。

もっと、もっとたくさんの人にこの制度を知ってもらいガイドヘルパーになりたい方、利用したい方が増えて楽しいひと時を感じてもらいたいと切望します。

2019年4月16日 (火)

卒園式

3月、いろんな別れがありました。

こぐまプリスクール明石園では発表会と2歳から保育させて頂いたお子様の卒園式を同時に行いました。一人だけの卒園式にこんなに愛情があふれた卒園式は、日本中さがしてもないだろう、、、と思いました。

お母様の涙、担任の先生の涙、昔の担任の先生の涙、卒園式Fちゃんの涙。

私も卒園生、Fちゃんがこらえながら涙を拭いてる姿をみると胸が痛くなり、涙が溢れました。きっと感性豊かなFちゃんの脳裏はお友達との思い出、先生方との思い出が旋回してたことでしょう。私も一生忘れられないものとなりました。

当法人の中で明石園だけが建物の関係で無認可のまま、補助のない悪戦苦闘の運営ではありますが、たくさんの子供たちに歌を劇を楽器を上手に教えて保護者の前で立派に披露された諸先生方、裏方に回って一生懸命小さいお子さんの面倒をみてくださった諸先生方に心から頭の下がる一日でした。

そして建物の基準も大事!資格も大事!

でもそれより大事なものがある保育を実感した一日でした。

«しだれ梅