2019年6月18日 (火)

心の相続

 先日、五木寛之の本を読んでいたら相続とはお金を残すことばかりではないと

記されていました。

五木寛之は九州筑後の生まれで両親ともに筑後の人なのでコテコテの九州弁を

相続した。

又父親が本をすごく大切にする人で本をまたいだだけでも足を平手うちされて

しかられたのでいまでも本をまたぐことができない。これも父親からの相続で

あると書いてあります。

読んでいて果たして私もこれだけは守ってほしいたぐいのことを3人の子供たち

にうえつけることができただろうか・・・福祉の仕事は残せたけれど何か他に

心の相続ができただろうか・・・と考えてしまいました。

でも親である自分にはわからないものかもしれません。

 

そして私は自分の両親からの心の相続はなんだったろう・・・と振り返りました。

 

思えば両親ともに最後まで日記を書き、母の日記はたまにページいっぱいに詠んだ

句が書いてありました。そういえば意識もなく私も日記を記すことにより一日の

はじまり、終わりに安堵を感じています。

日記に限らず綴ることは両親からの大きな相続であったかもしれません。

 

又、姉が小学一年生の時、参観日に行った母が姉の隣の席の子がお弁当におかず

がなくご飯に醤油をかけただけだったので翌日隣の席の子に母がおかずの一杯

入ったお弁当を作って持って行ったという話は他の人から聞いたことがあり

ます。終戦間もないときだったので時代がそうさせたのかもしれませんがほって

おけない衝動は私の中にも内在していて福祉の仕事につながっていったのかも

しれません。

母からの大きな心の相続が今の仕事の原点を作ってくれたような気がして嬉しく

思いました。

 

もう自分の子供は大きくなってしまったけど孫には何か心の相続ができるかも

しれない・・・

まだまだ間に合う・・・・そんな気持ちで本を閉じました。

                       KOGUMA代表 松本昭子

2019年5月 9日 (木)

ガイドヘルパー

4月に久しぶりにガイドヘルパー講座を開きました。

15名の方々にいろんなことを講習していく中でたった2日間ではありますが、だんだん講師の方々と受講生の方々が一体になっていくのがわかります。

同じ志をもつ者として横のつながり、縦のつながりが2日間の間に色こくなっていき、笑顔がうまれてきます。

お互いに人となりがわかるので、単にヘルパーさんを情報誌で募集するときと違ったいい出会いがたくさんあり、楽しい二日間でした。

 

受講生か方からのレポートで現在のガイドヘルパーの仕事があまりにも御利用できる方々への周知がなされておらず、も少し何らかの方法でこの制度を知らせる方法はないものだろうか、、、という言葉がありました。

 

ある、軽度の障害をお持ちの方が親子喧嘩をしてマンションから飛び降りてしまったという話も書いてありました。ガイドヘルパーという第三者の方とお話したり、戸外を楽しんだりできる時間があれば悩みも話せただろうに、、と読みながら悔やまれました。

そういえば以前は御利用者さん、または保護者の方からの直接の申し込みが多かったのですが、現在は支援相談所の相談員からの依頼がほとんどです。

御利用者さんも相談員の方から聞いて初めてこの制度を知るという経緯のようで、受講生の方からの御意見にハッといたしました。

 

利用者さんがガイドをとても楽しみにしておられます、、、と時折作業所のスタッフの方から聞くととてもうれしいものです。

御自宅、あるいはグループホームから作業所への往復だけの毎日に少しでも他の経験を通し、楽しみや喜びを見つけてあげれたら、、、と思います。

もっと、もっとたくさんの人にこの制度を知ってもらいガイドヘルパーになりたい方、利用したい方が増えて楽しいひと時を感じてもらいたいと切望します。

2019年4月16日 (火)

卒園式

3月、いろんな別れがありました。

こぐまプリスクール明石園では発表会と2歳から保育させて頂いたお子様の卒園式を同時に行いました。一人だけの卒園式にこんなに愛情があふれた卒園式は、日本中さがしてもないだろう、、、と思いました。

お母様の涙、担任の先生の涙、昔の担任の先生の涙、卒園式Fちゃんの涙。

私も卒園生、Fちゃんがこらえながら涙を拭いてる姿をみると胸が痛くなり、涙が溢れました。きっと感性豊かなFちゃんの脳裏はお友達との思い出、先生方との思い出が旋回してたことでしょう。私も一生忘れられないものとなりました。

当法人の中で明石園だけが建物の関係で無認可のまま、補助のない悪戦苦闘の運営ではありますが、たくさんの子供たちに歌を劇を楽器を上手に教えて保護者の前で立派に披露された諸先生方、裏方に回って一生懸命小さいお子さんの面倒をみてくださった諸先生方に心から頭の下がる一日でした。

そして建物の基準も大事!資格も大事!

でもそれより大事なものがある保育を実感した一日でした。

2019年3月20日 (水)

しだれ梅

3月の初めになると、自然と足を運び毎年、南淡路のしだれ梅を見に行きます。
何回見てもどっさりと梅の花を垂らし人々を包み込む清楚で、かつ大らかな梅の木に母体を感じ、
また、垂乳根を感じゆったりした気持ちなります。
 そして岡本かの子が詠んだ詩を想い出します。
 「梅の木に梅の花咲くことわりをまことに知るはたやすからず」
梅の木に梅の花が咲く当たり前のことなのに・・・
この当たり前の深い意味を毎年、模索しながら精一杯咲き誇る、梅の木を見上げています。

2019年2月15日 (金)

明石の町

この度の明石市長のニュースではテレビに釘付けになりました。

1期目の選挙前はこぐまくらぶが運営するB型事業所のお好み焼きの「こいち」にも来てくださり、厨房まで入って挨拶をされていましたし福祉の集まりの時も同席し明石の保育の動向について尋ねたりもしました。

お会いした時の印象はとても腰が低く感じられ、市長にしてはあまりパワーを感じさせない人に見受けられたのですが、ニュースを見てて言葉は別にしてこれだけのパワーや気力があった人なんだ、、とびっくりしました、、、、、そして暴言のひどさに逆のびっくりもありました。

ただ、どなたが録音されたのかわかりませんが、2年も前のを選挙前になって出すという嫌らしい作戦的なものが見えて、人間として情けないものを感じます。

本当に憤ったならば即時に出すべきだと思いますし、今まであたためていて選挙前のこの時期に出すのは単なる足の引っ張りなのか、、、、、と。

明石市に仕事で携わるものとして複雑な気持ちでしたが、今日辞職の会見を見て、最後は明石市役所の職員のことを思い謝罪され、理性に勝った言葉の連続に安心しました。

エリート市長という文字がテレビの画面に何度もでていましたが、本当のエリートは学歴ではなく、度量や心の器の大きさだと思います。残念ながら言葉を選ばずに感情をぶちまけられたのは、どこかにおごりたかぶりが内在していらっしゃったのかも、、、と思ったりもします。

先日、明石園を見学に来られたお母さんが市長が変わって子育て支援が宙ぶらりんになったらどうしましょう、、と仰ってました。

ここまで明石の町を変革し、折角7,500人も人口を増やされ一つの足跡をこの町に大きく残されたのですからそれを誇りとし、選挙前にこぐまに来られた時の初心にかえられることを祈ります。

又次期の市長さんが誰になるのかわかりませんが、「子育てのしやすい町」というキャッチコピーが「待機児童ワースト1の町」になってしまった経緯を考え、「子育てのしやすい町」というキャッチコピーが生きる町にしていただけることを祈ります。

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